今年見たアニメを振り返る・下半期

下半期編。おととい書くつもりだったのに。
改行が面倒なのでフォントサイズ極小で。

【7月クール編】

このクールから始まった作品はほとんど見てなかった…
4月からの2クールものばかり見てました。
なのでここは2作品だけ。


【1】テレパシー少女蘭


NHKが放つ学研ムー的トンデモアニメ。
電脳コイルでまじめにやりすぎた反動が来たのでしょうか。
漫画版は繊細な絵柄だったのに、アニメでは一昔前風なキャラデザになって多少客を逃したのではないかと。


主人公はタイトルの通り蘭ですが、目立ってたのはその相方、関西弁少女翠でしたね。
道化として、大食い、牛と綱引き、蘭たちから総スルーなどさまざまな体を張った役割をこなしていました。
ストーリー的に敵役の桃子先生と対比されていたのも彼女ですし。(超能力者ゆえの孤独な境遇という点で)
子供向けだからといっても、ツッコミ役がいない総ボケ的な会話は結構好き嫌いがあると思います。
ついていけずに冷めてしまうようだと無理でしょう。


記憶に残っている話:19話「蘭、カフェ・ド・オバケ屋敷」
次の20話もそうですが、「だれか突っ込んでやれよ…」というズレたストーリーが面白いです。
と思いきや、孤独な翠への救いが提示される後半のシリアス展開が本当の見所。


【2】夏目友人帳


書くの忘れてたので追記。(1/1)
夏のダークホース。月曜深夜TX枠は個人的には名作枠です。
蟲師」「もっけ」に代表される妖怪系ほんわかファンタジーアニメ。
全話録画しており、3ヶ月遅れでまとめ見しました。
田舎を舞台にした、全体を包む優しい空気に感動。
人間も妖怪も、「信じる」ということで支えあってるところが琴線に来ましたね。
ニャンコ先生井上和彦さん、笹田純(委員長)@沢城みゆきさんの好演も良かった。


記憶に残っている話:7話「子狐のぼうし」
男でも子狐きゅんの可愛らしさにノックアウトされること間違いなし。
子狐役の矢島晶子さんが魅力を引き出しすぎです。



☆その他
鉄腕バーディー DECODE
 見ようと思っても見忘れる、そんなアニメ。ある種のマターリ感が原作ともども魅力ではありますが。
 
 
 
【10月クール編】

PSPワンセグ録画機能が強化され、毎週の予約録画がしやすくなって
7月よりアニメ見るようになりました。


【1】ヒャッコ


Yahoo!コミックで連載されているWEB漫画が原作の学園コメディ。
このアニメ、何が面白いのか説明するのが結構難しいような気がします。
絵柄は不安定、OP/EDはつんくプロデュース、1・2話は間延びした展開で…
それでも原作買ってしまったんですが。
なんだか愛でたくなってしまうんですよね。たまに絵が綺麗になったり、面白くなるし。
主役の虎子役を、いたずらっ子をやらせたら右に出るものがいない折笠冨美子さんが担当しているのを筆頭に
声優も割と好演してますし。(初等部の2人は火継のみ認める)
虎子を中心にみんな楽しんでいる、
楽しくなるようにしてるっていう雰囲気が醸し出されているのを見てて楽しいと思いました。


記憶に残っている話:8話 「11コメ 虎に立つ矢/12コメ 虎を描いて猫に類する」
虎子の魅力はその巻き込まれっぷりだと思うのでこの話に。
貞子さん的存在、蕾家祈がいいキャラ出してます。


【2】とらドラ!


関東ではヒャッコの前にやっているラブコメアニメ。
ヒャッコとは逆に、険悪な雰囲気の場面が多いです。
まあでも大河(ヒロイン)は怒っててもカワイイですし、気にならないといえばならない。
悪役っぽく登場した亜美(青髪)が、他キャラの豹変で一番マトモに見えてきたり
みのりん(ピンク髪)はなんだかつかみようのない不思議さだし
各女性キャラの裏表の変わりようが面白いですね。


記憶に残っている話:12話 「大橋高校文化祭【中編】」
なんだかプロレスシーンが心に残ってしまったのでこの話に。


【3】ONE OUTS -ワンナウツ-


ハッタリ野球アニメ。いわゆる「野球版アカギ」。
原作既読だったので、「なんで今更」と思って最初はスルー。
しかし後から面白さに気づいて見はじめました。
「ねーよw」と普通に思うハッタリをそれなりに信じさせる演出がうまいですね。
最速ランナー、ジョンソンの走り方とか…
渡久地以外のキャラのザコっぷりもなかなか。


記憶に残っている話:5話 「希望」
オーナー、彩川さんのやられっぷりが鮮やかなこの話で。
このアニメ、原作どおりに行くとナベツネ似の人物が悪役で出てくるんですが
どうなるんでしょうか?


☆その他
夜桜四重奏
 画面の中は熱いバトルだけど、見ている自分の気持ちの寒さを楽しむアニメ。
 「ななごう(七郷)」とかの設定があまり説明されないため、
 かなり置いてけぼりにされる。
 「おーおーやってるよ」という感じで見てると意外と面白かった。
 しかし関智一さん演じるラスボス、円神はなかなか熱かった。こっちにむしろ同情してしまった…
かんなぎ
 MXTVでは30分前に「かみちゅ!」をやっていたせいで、こちらの神様たちの
 俗人っぷりがあらわになってしまいました。(それはそれで楽しみましたが)
 ラストのとってつけたようなシリアス展開に少々唐突感を覚えざるを得ません。