planetarian〜星の人〜

9/11 15:00 シネマサンシャイン池袋 シネマ1
9/18 16:40 TOHOシネマズ川崎 スクリーン1

前置き

君の名は。から始まる秋のアニメ映画強化期間。あとは聲の形ゼーガペインADPくらいかな?
自分はギャルゲエロゲをほぼやったことがない人間なので
key原作のこの作品に関する前知識はなかった。
配信版が感想ブログとかでちょっと触れられていたんで、先週配信版が無料の時に見て
「いけるやん!」となって劇場に特攻したのです。
最近のアニメ映画は公開スクリーンが多くなってきたと思うけど、この作品は少ない!
全国14館で、東京は池袋・新宿で神奈川は川崎・横浜となかなか行きやすい場所が多いのだが
池袋以外の3か所(TOHOシネマズ)は2週目にして朝9時と夜7時みたいな日中抜きのスケジュールになっていて困る。
朝起きれないし夜は真田丸見たいんじゃ!
というわけで唯一昼間枠のあるシネマサンシャイン池袋へ。
チケットを買って中に入ったはいいが、もぎりがいない(ギリギリに入ったから?偶然?)ため
特典の色紙を貰えず。うーん。
客入りは8〜9割。あんま宣伝してない割にすごい。客層は若い。ガラこわの時もそうだったから場所柄?
原作からじゃなくて配信から入ってきたのだろうか。

本編について。

原作を知らない自分がkeyと聞いてイメージする通りの、泣かせるシナリオである。ある意味おとぎ話。
やれやれ系廃品回収業者(屑屋)の小野Dが、人っ子一人いない荒廃した都市で
プラネタリウム解説員のロボット、「ほしのゆめみ」と出会い触れ合っていくというストーリー。
劇場版では、その後が描かれている。
見て感じたこの作品の魅力としては
1.ゆめみの無限の愛情
2.ゆめみの包容力溢れる声
3.ツンデレ小野D
4.ラスト追加シーンの破壊力
という感じになる。


1.2.はまあ似たようなことだが、最初の好感度最低な屑屋に対して
無償かつ無限の愛情を持って接するゆめみさんに心を動かされる。
ロボットとか子供とか動物とか、純粋な存在に心動かされる汚れたおっさんという話はたまにあるが
(レオンとかソルティレイとか)
ゆめみの純粋さを表現する声(表情や仕草)が素晴らしい。
ロボだけどロボじゃない。ほぼ人間に近い。そして優しさ120%。
プラネタリウムは、いかがでしょう」や特別上映のナレーションは音声だけでも聞いていたいレベル。
あ、劇場版だとゆめみの眼の描写が結構印象的だった。あの機械っぽい眼がなぜか純粋さを際立たせる。
3.はゆめみに人生変えられちゃうお兄さんかわいい。
4.はカタルシスがおかしい。
 本作117分のうち、配信版部分が70〜80分くらいあるので
 配信版は逆に見ない方がいいような気がするのだが
 (あんまカットされてない。視点がゆめみ→屑屋になってたりはする)
 このラストを見られたことで、劇場に見に来てよかったと感じた。
 このあたりからすすり泣く声が多く聞こえてた。
 あんま話すとネタバレになるので話せない。でも当たり前のように泣いてるのに突然ぶわっときた。
 自分は基本、映画で涙を流すことはない(泣きそうになることはたまにあるが)のだが
 このラストシーンは負けそうになった。なんちゅうもんを見せてくれたんや…!
こういう静けさが大事な作品は、劇場で見ると楽しい。あんま最近のTVではやらないですし。
いい夢見させてもらいました。