君の名は。

8/27 16:35 川崎チネチッタ チネ12

前置き

久々の映画。
ユーフォの後はFAKE(佐村河内守のドキュメンタリー)とかアクセルワールドとか
迷っているうちに上映終了しちゃってて3か月ほど開いた。
割と川崎まで行くのも面倒レベルの出不精が発症していたのもあるが…
予告編で面白そうだったのと2chスレタイでネタバレを食らったのもあって、
早く見ようと初週土曜日に特攻をかける。
客入りは8〜9割くらい。客層はカップルと子連れとオタクが入り混じるカオス。

本編について(ネタバレあり)

・ストーリー
説明するとネタバレになるが、男女入れ替わりモノである。
飛騨の山奥に住む宮水三葉(みつは)と新宿の都心に住む立花瀧(たき)が朝起きると入れ替わってしまい
元に戻りを繰り返すうちに真相が明らかに…というもの。
真相については「これってすぐわかるんじゃね?」と思わないでもないのだが細かいことはいいんだよ!
町長の決断の理由とかもいいんだよ!基本的には結果より過程を楽しむ作品だよ。
一番心に残ったシーンは、2人が朝起きたら泣いているとこですかね。
入れ替わるうちに自分の中にも相手が混じってきて、自分の心も変わっていく。いいですね。

・声
予告編時点でピンと来たのは、ヒロイン役が上白石萌音であること。
ちはやふる」の映画で大江奏を演じていたときに素朴な感じがいいなあと思っていたのだが
声優としての演技もナチュラル系で上手いなと。
本編を見ると、彼女以外のキャストも大半が役者なのだが
それぞれピッタリ嵌っていて驚いた。
瀧役の神木隆之介は入れ替わり時のオカマ演技がシビレるし
奥寺先輩役の長澤まさみは大人の色気+可愛さが満載だ。
(最初大原さやかだと思ってたとか言えない)

・他
この作品はセルフオマージュかと思うくらい、過去の新海誠作品の要素がちりばめられている。
新宿の風景と電車、都心と田舎、宇宙、建築、古文の授業、すれ違う2人、時間と距離、MV。
過去作品を見た人はピンとくるシーンも多い。あと建設会社とか。
ラスト近辺はそういう記憶が邪魔をして純粋に楽しめないところもあったのだが、
全体的には満足できた作品だった。
忘れても、刻まれた感情は残っているのです。
パンフのおつりもらうの忘れかけ、帰りにデレマス3rdライブBD受け取るの忘れた私は
もうちょっと感情を自分に刻まなくてはなりません。