"文学少女"途中経過。

多少ネタバレのようなものあり。
映画見た後1日1冊ペースで"文学少女"シリーズを読んでいっているわけで
今日は3作目「“文学少女”と繋がれた愚者(フール)」を読了。
これは重い… というか全作重いわ!
挿絵でもっとほんわかした話だと思ってたら騙されましたよ。
映画のエピソードは5巻らしいですが、
1巻から各キャラクターの抱える問題の骨は映画の筋と同様
「お互いを思いあっている人々がちょっとした勘違いですれ違う」
ということが積み重なっている。それが主人公、心葉のトラウマをチクチク傷めつけていくが
遠子先輩により傷ついた人々(心葉含む)への救済(励まし)がもたらされる。
この救済が作品の大きな魅力だと思っています。

各章の初めに記述される太字のモノローグには騙されっぱなしですが
そのおかげで楽しめていると前向きに考えておきます。


各作品の感想を一言だけ。
★死にたがりの道化
映画でも竹田さんは少々危うい雰囲気が出てたけどここまでとは…
★飢え渇く幽霊
昼ドラか!救いなさすぎる!激しすぎる思いが痛い。
★繋がれた愚者
先輩やりすぎっすよ。でもそれがいい。読んでていろいろ騙された。

以上。残りも楽しみに読みます。