2009/1Qのアニメ感想(1)

今期は仕事が忙しく、いつにもまして継続視聴が厳しかった…
ということで終了組の感想をまずは少々。

これはヤバかった。
京都アニメーションが6年の時をかけて熟成させた爽快宗教(違うけど)アニメ。
空に浮かぶ島が見える不思議少女ユメミと、
彼女の力を必要とする天上世界の魔導王ムントの物語、のはず。


最強であるはずのムント様(様をつけないと怒られる)が出オチキャラとなっており、
様々な苦難に耐えつつもおいしいところはユメミに一瞬でもっていかれる。
というかムント様及び天上世界パートが少なすぎて説明不足過ぎました。
そのくせ川渡りとかイカレタ演出を長々とやってくれる、
間違った方向に突き抜けた爽快な作品。


さらにOVA1,2,TVオリジナルの3パートで絵柄がやたら変わる。
京アニの進化と新しい方向性をまざまざと見せ付けられた気がします。
無駄にOPとEDが名曲なのも素晴らしい。最終回のED「心の翼」は泣けます。


評価(5段階)☆☆☆★
印象に残った回:3話「立ち向かうこと」
        本作を語る上で外せない「川渡り」の回。
        溢れるポジティブ電波でトリップしてください。


個人的ベストキャラ:小野イチコ
       電波なお2方に囲まれ、TVオリジナルパートは外見をほぼ男にされるお方。
       誰にも負けないユメミへの愛情に一票を。

最近流行の分割2クールモノだが、うまいこと1クール目を踏み台にして
面白くしたなあ、と思った。
原作のストーリー(バーディーの過去話)を織り交ぜつつ
まったく別の話として構成させ、しかも面白い。アクションもグリグリ動く。
バーディーとナタルの淡い恋愛と、ナタルの復讐劇が導く逆らえない運命。
1期の中杉さんに続き、2期のオリジナルキャラであるナタルがすばらしい。
というかむしろ原作キャラが空気。
マスコット化で華麗な転身を遂げたカペラは輝いていましたが。


評価(5段階)☆☆☆☆★
印象に残った回:8話「Falling in Love with Love」
        超作画の7話もいいですが、この幸せ話があるから後の落差があるってものです。
個人的ベストキャラ:ナタル
       2期の主役。ダークヒーローですな。
       前半で見せる優しさ、後半の焦りと復讐に心を奪われる姿、両面が魅力。
       


眠くなったのでまた次回。