2009/4Qのアニメ感想1。

気に入った順に終了組から。ささめきまだ終わってないけど。
ネタバレ多いので未視聴の方はお控えください。

DARKER THAN BLACK -流星の双子-

DARKER THAN BLACK-流星の双子- (1)(Blu-ray Disc)

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『なんだかんだいって、らしい終わり方』
最終回、初見時は唐突なあの通学シーンにポカーン。
2回見て、あの結末が「ああ、岡村天斎監督らしいな」と思った。
この監督の作品の終わらせ方ははこういう「ここまでの積み重ねはなくなったけど、何かが残っている」
というパターンに集約されると思います。
残酷とも言えるしある意味幸せとも思える。見る人次第。
1クール蘇芳の成長を見届けてきた結末としては、やはり寂しいところが大きいですけどね。
あのコピー地球にいる蘇芳は、ここまで旅してきた蘇芳と別人のように感じられてしまうわけですし。
1期のハードボイルド分も低下(主にノーベンバー11がいないせい?)して、
あざとさ(主にゴルゴ)が多少感じられたので、同じテイストを求めてみると肩透かしかも。
そんなマイナスもありつつ、中盤(札幌脱出)以降はやはり引き込まれる作品でした。
理解できなくても何回か繰り返して見ると面白いんじゃないかと思ってます。
今度は紫苑やマダムの視点で見てみようかと。


印象に残った回:8話「夏の日、太陽はゆれて…」
 大量のGが登場する話。
 ターニャが無表情にニカへの恋心の話をするシーンが印象に残った。
 契約者になっても残っている、昔の感情の記憶が歯がゆい。
 
個人的ベストキャラ:ジュライ
 背景力No.1。なぜか彼を見てしまう。最後の登場シーンは破壊力大。

 

ささめきこと

ささめきこと 第1巻 [DVD]

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『そんなマンガみたいなことがあるわけないでしょ?』
下馬評的には前クールの「青い花」と同系統と思われてたわけですが
テイストは似て非なるものでした。
崩し絵やら料理の爆発、海行くまでの事故りまくり演出など
マンガ的なギャグで脱力させつつ、最後はハチがマジメに締める。
普通に考えたら女装少年の朱宮くんなんて存在し得ないですけど
そういったフィクションな部分が存在しえる、ゆるい世界の居心地がよかった。


印象に残った回:11話「なんでもない」
 プール回。DTBと被ってしまった…
 基本的にはデコさんが登場する前の方が好きですけど
 この話はそれぞれの思いが交錯していて面白いと思います。
 ハチさんGJ。

個人的ベストキャラ:蓮賀朋絵
 こういう突飛だけど空気の読める、頭の回転がいいキャラは憧れます。
 キョリちゃんみたいなムードメーカーもよろしいですけれども。
 

ミラクルトレイン 〜大江戸線へようこそ〜

『底知れぬ安定感』
「駅を擬人化」設定の奇抜さとコケそうな匂いは突き抜けていましたが、
ゆめ太カンパニーお得意の「悩める子羊と、それを支え救うイケメンたち」
という路線の安定感が勝っておりました。
設定はアレだけど話はベタ系統が多いので、その辺が合うかどうかでしょうか。
全体の構成も手堅い。
最終回は?な部分もありましたが、ラストシーンはむしろDTBの方に期待していたような
ホロっとくるものでした。


印象に残った回:11話「3年後のプロポーズ」
 まあベタな話なんですが、そういう話だと気づかせないのがうまい。
 自分が鈍いだけ?

個人的ベストキャラ:六本木史
 …と書いてますがホスト役の5人は同じくらい好きです。

けんぷファー

『細かいことはいいんだよ!』
今期の怪作枠。
普通萌え系アニメであっても、ストーリーがあってその中で萌えるシチュエーションだかを
組み立てていくのがセオリーと思うのですが、この作品はそれがない。
あるにはあるんだけど、シチュエーションがドーンとあって
そこに至るストーリーは刺身のツマ以下みたいな。違和感バリバリ。
個人的にはキャラの造形もマネキンというか作り物みたいでエロシーン全く魅力的じゃなかった。
そんなアニメだけど突き抜けすぎて逆に完走してしまった。
そんなけんぷファーの恐ろしさを皆さんもっと知るべきだと思います。


印象に残った回:12話 「Weihnachten 〜臓物たちの奇跡〜」
 最終回?
 11話で脱力したあとにコレを見ると、ある意味幸せになれる気もします。
 
個人的ベストキャラ:会計
 完全に見た目重視です。すみません。